スーツの家庭洗濯方法

メンズスーツの着こなし

“洗濯表示をチェック、洗えるのスーツの確認。


洗濯機でもシャワーでも洗えるスーツは、この洗濯表示が目印!

衣服の汚れには、油性の汚れ(皮脂・整髪料・食べ物の油分等)と水溶性の汚れ(汗・血液・雨水・醤油・コーヒー等)があり、ドライクリーニングは油性の汚れ、水洗いは水溶性の汚れに効果的です。ご家庭での水洗い洗濯は、ドライクリーニングで落としにくい水溶性の汚れの除去に効果的です。

※上着とスラックスで異なる洗濯表示がついている場合もございます。それぞれの洗濯表示の洗濯方法に従ってください。


シャワーでの水洗い方法


1.上着は袖も含めて裏返し、スラックスも裏返してハンガーにかけます。

2.温水シャワー(30℃以下)を、2~3分間程度全体にかけます。

3.上着、スラックスを表に返してハンガーにかけ、2と同様に温水シャワーをかけます。

4.水滴が滴らなくなるまで、1~2時間程度放置し風通しの良い場所で陰干ししてください。

※油性の汚れなどご家庭洗濯では落ちにくい場合は、クリーニング店にご相談ください。


製品のお取り扱い方法


1.クリーニング店でのドライクリーニングとご家庭での水洗いの、どちらでも可能です。

2.ご家庭用洗濯機で水洗いされる場合は、このお取り扱い説明書に従ってお洗いください。


洗剤については


服に付いている洗濯表示をご確認ください。下記内容と異なる場合は洗濯表示に合わせてください。

1.中性洗剤(エマール、アクロン等)を使用してください。

2.洗剤は洗濯機の中で十分溶かしてから洗濯物を入れてください。(洗剤が部分的に付着するとその部分が変色することがありますので気を付けてください。)

3.漂白剤の使用は絶対にしないでください。

4.柔軟剤の使用はお避けください。


お洗濯の前には


1.上着は前ボタンをかけないで、袖と前身頃をきれいに整えてください。

※ポケットの中になにも入っていない事を確認してください。

2.スラックスはボタン、前カン、ファスナーを閉じてプリーツ(折目)を整えた後、2つ折りもしくは3つ折りにしてください。

※ポケットの中になにも入っていない事を確認してください。

3.折りたたんだスラックスを上着の胸部分の上に置いてください。

4. 左右の袖を折り曲げて、最後に前身頃もたたみます。

5.洗濯ネットに入れてファスナーを閉めた後、洗濯槽の壁に添わすように入れてください。

※必ず大きさの合った洗濯ネットをお使いください。


お洗濯の方法については


1.水温は30℃以下で洗いましょう。

★ 熱い湯をかけると、その部分が変色してしまうことがあります。

2.手洗い(ドライ)コース、もしくは「弱」または「ソフト」(毛・化繊)の水流で行ってください。

※機種によってコースごとの水流は異なりますので、洗濯機に付属している説明書を確認してください。

3.脱水時間の目安は15秒から1分程度で行ってください。

★ 最後の脱水が長時間すぎるとアイロンかけをしても、シワが取れずに残ってしまうことがあります。シワが取れない場合やアイロンがうまくかけられない場合は、クリーニング店にご相談ください。


乾燥方法については


1.手しぼりはしないでください。

2.コインランドリーや家庭用のタンブル乾燥機の使用は絶対にしないでください。

3.洗濯後、濡れたまま長時間放置いたしますと、型崩れや色落ちの原因となります。洗濯後はすぐに形を整えて、上着を干す時は厚手で肩幅に合ったハンガーを使用して、スラックスは、腰部を上にして全体を両手で軽く叩き、シワをとって日陰干ししてください。


アイロンのかけ方については


1.アイロンは、150℃を限度とした「中温」で、必ずあて布をしてかけてください。

2.必ず、ハンカチ等、木綿素材のあて布をしてください。

3.元の折目ラインに必ずハンカチ等、木綿素材のあて布をしてプレス・アイロンをかけてください。


その他のご注意


※上着とスラックスを異なった方法で洗濯すると、洗濯回数によって色の違いが若干出ることがあります。上着とスラックスは一緒に同じ方法で洗濯することをおすすめします。

※洗濯後、完全に乾いてない場合、縫製時に使用する溶剤(無公害)のため、臭いが出る事がありますが、乾けば臭わなくなります。

※油性の汚れなど、ご家庭洗濯では落ちにくい場合は、クリーニング店にご相談ください。